この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装の工事では一般的な塗料と言われている硬質塗料とJIS規格で伸び率120%以上と定められている弾性塗料を使用する事が多いです。
しかし最近では硬質塗料と弾性塗料の中間の塗料という位置づけになっている微弾性塗料を使用するようになってきています。
硬質塗料と弾性塗料のどちらとも外壁との相性が合わない時などに微弾性塗料を使用して外壁塗装の工事を行う事が多いです。
まだあまり知られていない塗料でもあるのであまりよく分からないという人も多いでしょう。
そこで微弾性塗料はどのような特徴があるのか見ていく事にしましょう。
ひび割れの修復に適している
硬質塗料は伸びない塗料なのでひび割れを修復するのにはあまり適していません。
しかし微弾性塗料は弾性塗料ほどではありませんが、適度に伸縮がしやすいという特徴があるのでひび割れを修復するのに適しています。
外壁が劣化してくると最初にチョーキングの症状が出てその後にひび割れの症状が出てしまいます。
それで雨が降った時に雨漏りが発生してしまうので微弾性塗料を使用して外壁塗装の工事をすると外壁を効果的に保護する事が出来ます。
塗装が膨張しやすくなる
微弾性塗料はひび割れを修復して雨漏りを防ぐ事が出来るので外壁塗装の工事で使用するとメリットになると感じる人が多いです。
しかし微弾性塗料は適度に伸びるので暖かい季節に外壁塗装の工事をすると塗装が膨張してしまう可能性があります。
それで工事が終了した後にトラブルが発生してしまう可能性があります。
暖かい季節に微弾性塗料を使用して外壁塗装の工事を行う時は業者としっかり話し合っておく必要があります。
サイディングに使用する事が出来ない
暖かい季節になるとサイディングはすごく熱くなるので激しく伸縮する事が多いです。
外壁塗装の工事でサイディングに微弾性塗料を塗ると膨れが発生してしまいます。
それで塗装のやり直しになってしまうのでサイディングに使用する事は出来ません。