この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装で使用するタイル調サイディングとは、どんなもの?
粘土、陶土、長石、石英などを砕き、成型し高温で焼き固めた外壁材です。
タイル調サイディングの製法としては、湿式製法と乾式製法の2種類があります。
今は、乾式製法のタイル調サイディングが主流になっています。
タイルは、その吸水率により、陶器質、磁器質、せっ器質の3種類に分かれます。
外壁塗装で使うのは吸水率の低い磁器質とせっ器質になるでしょう。
タイルは耐水、耐火、耐候、などの優れ性能があります。
デザインやカラーのバリエーションも豊富ですし、塗装する場合は、風合いをなくさないので重宝されている素材です。
外壁塗装に使われる手法のサイディングと塗装の違いは?
現在の新築建造物の多くに使用されているのが「サイディング」による外壁塗装の方です。
サイディングの外壁塗装は、サイディングボードと呼ばれるパネル状の板を使用します。
壁に直接ボードを貼り付ける方法です。
「塗装壁」が日本国内だけでなく、海外での歴史も古い方法になります。
従来の多くの建造物が、壁の基材に砂とセメントを混ぜた「モルタル」と呼ばれる材を塗装する手法が多かったのです。
サイディングは簡単に美しい外観が演出できるのが一番のメリットでしょう。
外壁塗装にかかる施工時間も短縮できますからコスト面でありがたいです。
デザインも流行に合わせたものを選ぶことができますが、メンテナンスに費用がかさみがちというデメリットもあるのです。
最近では、サイディングに使用される材の強度が増しており、寿命の長いものも増えています。
メンテナンス費用を少しでも抑えたいならば、強度の高い材を選んでおきましょう。
モルタルの使用は、建物のデザイン性を重視し、独特の風合いを楽しみたいという方に人気があります。
その分初期費用は高くなってしまいやすいですね。