この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装で天気や乾燥が仕上がり具合にどのような影響を及ぼすの?
屋外の施工は天候の影響を直接受けるため雨の日は施工ができません。
朝から雨が降っていれば、作業を中止すれば良いのです。
しかし、作業の途中からの降りだしは厄介で、工程によっては途中で中止できないこともあるんです。
最近はゲリラ豪雨など、突然曇ってきて大雨が降ってきますので更に深刻です。
外壁塗料は硬化前の水分は塗装不良を起こし、脆くなったり白化したりします。
液状の素材に余計な水分が混入するわけです。
品質そのものが性能を発揮できなくなります。
軒下や上部に屋根のあるところなら横から雨が入らないように養生すればできないことはありませんが、塗料とは水そのものの他に湿気も嫌う特徴があります。
作業できるコンディションは環境が気温5℃以上、湿度85%未満。
雨の日は通常湿度が高いもので85%以上になります。
時間経過によってますます湿度は高くなり、春や秋の季節は雨の後の気温が下がると湿度は、100%に近いほど。
雨の日に施工することは百害あって一利なしです。
雨の日に屋外作業を無理してやるような業者は最悪ですから、契約前に雨の日の対応を聞いてみましょう。
外壁塗装業者が雨天でも作業を強行した場合、保障期間の延長を交渉してください。
雨の時に塗装を続けると塗装面に白化、塗膜剥離のトラブルが起こるリスクが生じます。
外壁塗装はその場ですぐ塗料が剥がれ落ちるわけではありません。
数年かかる場合があるのですから油断は禁物ですね。
例えば15年以上持つと言われたフッ素塗料で外壁塗装を依頼したとしましょう。
数年でダメになってしまった場合、高い金額を支払って良い塗料にした意味がなくコストパフォーマンスが悪すぎでしょう。
外壁塗装業者が問題ないと考えて塗ったならば、「交渉はしておくべき」だと考えてください。