この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
火災保険を使って無料で外壁塗装できるの?
外壁の破損に火災保険が適用されるケースと適用されないケースがあります。
まずは、火災保険が適用できる場合を説明します。
1番目は「台風や突風が原因の破損」のケースです。
最近は異常気象が続いており、大型の台風が多発しています。
その中には強力な風速によって外壁が剥がれてしまうこともあります。
壁の内部が露出してしまうケースも少なくありません。
ですが、台風で受けた外壁の損害は火災保険の風災補償が適用されることがほとんど。
風災補償は台風の他にも突風や強風などの風による被害全般を補償するものです。
風圧による被害だけではなく風による飛来物の被害も対象となるとを覚えておきましょう。
2番目は「自動車の衝突などの外部からの破損」の場合です。
他人の自動車が自宅の外壁や塀にぶつかったという事故が起こることがあります。
この場合は、火災保険の特約である「外部からの落下・飛来・衝突」に該当します。
この特約を付帯していれば保険が適用されます。
飛行機の部品が落ちてきたときやボールが飛んできたときも補償を受けることができます。
火災保険を使って無料で、修理できない場合?
故意による破損の場合と外壁塗装業者の施工不良があります。
1番目は、「火災保険契約者が故意に壊した場合」です。
わざと住宅を破壊した場合は保険が適用されませんのは当然のことです。
しかし、うっかりと自転車を倒してしまったりすることはあります。
固い荷物をぶつけてしまった場合なども想定されます。
契約者が故意ではない場合は火災保険の「突発的な事故による破損・汚損」特約が適用されます。
2番目は、「外壁塗装業者の施工不良の場合」です。
頻繁にあるような例ではありませんが、外壁塗装業者の施工不良によりが急速に劣化する住宅があります。
こういったケースでは、突発的な事故や災害による損害を補填することが目的である火災保険では補償の対象外です。
しかしながら、場合によってはメーカーや施工業者に無料修理を請求できるかもしれません。